研究紀要
研究紀要について
本委員会では、研究紀要「ピア・サポート研究」の編集・発行業務を行っています。ピア・サポートは現在、日本の学校現場に浸透しはじめています。ピア・サポートの実践が広く行われているということは、今後の理論化や研究に多いに役立つことと思います。そこで、今必要なのは皆さんの実践の報告です。どのように実施し、どのような効果があり、どんな問題が生じ、どう解決したかということです。その情報交換の場として研究紀要を大いに利用して下さい。
国立国会図書館逐次刊行物のISSN番号を取得しました。
国会図書館に申請していた研究紀要「ピア・サポート研究」が、2007年5月29日に、逐次刊行物のISSN番号を取得しました。取得番号は、ISSN1882-0808です。会員みなさんの力で、さらに充実した研究紀要に育てましょう。
<紀要発行までの流れ(予定)>
2月28日 | 原稿締切 |
3月 | 一次審査(ページ数・体裁・投稿資格の有無等の確認) 受領証発行 査読者の割り振り |
4月 | 査読者への依頼 |
5月末日 | 査読結果の集約 |
6月 | 投稿者に査読結果の通知 (基準に則って審査委員長が決定。必要に応じて審議) |
7月 | 再投稿受付期間 |
7月〜8月 | 掲載論文の決定 (基準に則って審査委員長が決定。必要に応じて審議) 英文アブストラクト作成の依頼(国際交流委員会) |
9月 | 印刷会社に依頼 第一稿のチェック 第二稿のチェック |
12月 | 完成 |
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お問い合わせ・原稿の提出先
〒739-0046 東広島市鏡山1-1-1
広島大学大学院人間社会科学研究科附属教育実践総合センター内
日本ピアサポート学会研究紀要窓口
研究紀要の掲載論文一覧
第19号(2022年)
第18号(2021年)
第17号(2020年)
第16号(2019年)
第15号(2018年)
第14号(2017年)
第13号(2016年)
第12号(2015年)
第11号(2014年)
第10号(2013年)
第9号(2012年)
第8号(2011年)
第7号(2010年)
第6号(2009年)
第5号(2008年)
第4号(2007年)
第3号(2006年)
第2号(2005年)
創刊号 (2004年)
第19号(2022年)
研究論文
- 大学におけるピア・サポーターの成長を導く 「居場所」 概念の考察
澤田涼 - 児童養護施設における絵本の読み合わせを活用したピア・サポートに関する研究
―職員を対象にした生理指標と感情表出の視点からの一考察―
鄭平陽・松下健・増田梨花
実践研究
- 能動性重視の大学教育に援用しうるピア・サポーター養成の取り組み
―学生相談室カウンセラーの視点から―
森田健一 - 大学ピア・サポート活動における研修の在り方についての一考察
中井次郎・松田優一
実践報告
- コロナ禍での子どもの生活とピア・サポート実践―オンライン交流会でみえてきたこと―
春日井敏之・三枝由佳里・池雅之・池本しおり・増田梨花:研究調査委員会
中林浩子・栗原ひとみ・夏井ゆかり:研修委員会
第18号(2021年)
実践研究
- 児童会による廊下歩行行動の増加に取り組んだピア・サポート実践
−ハイタッチを用いたポジティブ行動支援(PBS)−
岩島陽 - 中学生女子の傾聴スキルの向上を目指した取り組み
−学級運営をベースとしたFELORモデルを利用して−
工藤吉猛
実践報告
- COVID-19の影響下におけるインターネットを活用した非対面のピア・サポート活動実践の紹介
−学生および担当職員へのインタビューより−
永井暁行 - 小学生に対するサポートグループ・アプローチの実践報告
岩島陽 - 不登校の中1女子への教育相談室での支援
−他者貢献に着目して−
小林勝則
第17号(2020年)
研究論文
- ピア・サポート活動への参加による批判的思考・他者との関わり方の成長
−マルチレベルモデルを用いた縦断データからの検討−
永井暁行 - 共同学習導入の際に被受容感と児童同士の相互作用が学習意欲に及ぼす影響
真田穣人
実践研究
- 愛着およびレジリエンス育成プログラムの開発とPSPへの展望
−フィリピンのストリートチルドレン保護施設での実践−
永田拓也・栗原慎二・山崎茜 - 小学校におけるピア・カウンセリング活動の導入の効果と課題に関する研究
真田穣人 - ピア・サポートプログラムを活かした班活動によるサポーターの成長
米田成・山崎茜 - 大学におけるピア・サポーター養成授業による受講生の成長
堀田亮・高口僚太焉E山田日吉
実践報告
- 教師のメンタルヘルス支援の実態とその課題
−私立学校のメンタルヘルス支援に関する調査と実践報告から−
服部紀代
第16号(2019年)
研究論文
- 包括的生徒指導の教員研修が教員の教師効力感とメタ認知に及ぼす影響
中林浩子・沖林洋平・栗原慎二 - 対人志向的ピア・サポート実践は参加する青年にどのような変化をもたらすのか
−居場所感尺度を指標とした検討−
松下健 - 児童の友人関係に関する検討−ギャング・グループの消失についての探索的検討−
山田洋平・山崎茜
実践研究
- 絵本と音楽のコラボレーションイベントの効果研究
−「つながり」に着目して−
中野修・増田梨花 - 高等教育におけるピア・サポート活動の意義の一考察
−主体性に着目して−
河美善・大瀧辰也・西川大輔 - 大学におけるピア・サポーター養成の試み:授業を通した実践の導入・工夫・展開
堀田亮・舩越高樹・山田日吉
第15号(2018年)
実践研究
- 小学校における加害者支援に着目したいじめ加害予防プログラムの効果の検討
中村孝・栗原慎二
資料
- 「チーム学校」として全教職員による取り組む学校教育相談を目指した,ピア・スクール・コミュニティ
枝廣和憲
第14号(2017年)
研究論文
- 高校生を対象としたピア・サポートトレーニングの効果と効果の維持に関する検討
−3週間後のフォローアップ査定の結果から−
松下健・山口権治・増田梨花・菱田準子・森俊郎 - 中学生の心理・社会的発達度調査尺度(保護者用)の作成
高橋哲也 - 児童期における他者の対立問題への子どもの介入行動の実現に向けた検討
松山康成
実践論文
- 若者のピア・サポート活動による自己意識の変化
牧野奈穂子 - 高校生に対するピア・サポートトレーニング−共感性を指標とした検討−
松下健・山口権治
実践報告
- ピア・サポートトレーニングの手法を参考にした小中連携の実践的研究
−「中1ギャップ」予防に向けた小学6年生を対象とする新たな試み−
嘉ノ海仁士・竹内和雄
第13号(2016年)
研究論文
- 小学校におけるいじめ加害者の情報処理能力の構造
中村孝・栗原慎二 - ピア・サポート・プログラムの長期的実践が男子高校生の対人関係能力,自尊感情,精神的健康度へ及ぼす影響
近藤充代・石川健司・坂井誠 - 子ども同士で感謝と称賛を伝え合うポジティブカードの有効性の検討
−対人的感謝と学校環境適応感に及ぼす影響−
松山康成・枝廣和憲・池島徳大
第12号(2015年)
研究論文
- 中学生版「社会性と情動」尺度(SES-S)の信頼性と妥当性の検討及び社会的能力の発達的変化
―基礎的な社会的能力尺度および応用的な社会的能力尺度の検討―
山田洋平・小泉令三 - 仲裁的思考を育むことを目的とした授業が対人交渉方略・援助的介入に与える効果
松山康成・池島徳大 - 中学生女子の友人関係行動の背景要因の検討
山崎茜 - 要支援学生と一般学生のピア・サポートに対するPAC分析による態度構造の比較
金山健一
実践報告
- 私立中高一貫男子校の運動部における短期集中型ピア・サポート・プログラムの効果と限界
石渡健児 - あたたかな学校風土づくりを目指して
―岡山足高等学校におけるピア・サポート活動6年間の実践から―
大西由美 - 学校支援型ピア・サポート活動の実践的研究
〜「中学生サミット」版ピア・サポートプログラムの試み〜
嘉ノ海仁士・竹内和雄 - 富岡中学校いじめ予防5年間の取組
―生徒(保健委員&有志)と職員みんなで取り組むピア・サポート―
朝妻尚美・羽畑梨花 - 高大連携プロジェクトと大学院生・高校生の変容
―付属高校選択科目におけるピア・サポートプログラムの活用を通して―
西川大輔・山崎瑞貴・春日井敏之・増田梨花
第11号(2014年)
研究論文
- 要支援学生対象のピア・サポート研修プログラム開発のための基礎的研究
金山健一 - 思春期女子に特有な閉鎖的な友人関係の背景と介入に関する一考察
山崎茜
実践研究
- ピア・メディエーショントレーニングプログラム(PMTP)を用いた生徒指導実践
松山康成・池島徳大 - ピア・サポートにおけるふりかえりの重要性の検討
―社会的スキルの変容の観点から―
椿原健太・原田克巳
資料論文
- 子どものためのインターネット相談の可能性
―否定的見解を克服するぱれっと掲示板実践をふまえて―
宮川正文
実践報告
- 入学時不適応の解消を目指した科学実験教室における異学年交流
石丸裕士 - 指導寮生による高専学生寮運営への積極的な参加
―事前指導プログラムの改善がもたらした効果―
石丸裕士
資料
- ミニ・ピア・サポート ワークショップ実践報告
―ミニ・ピア・ワークがピア・サポートトレーナー養成講座に与えた影響についての一考察―
増田梨花・近藤充代・石谷泰枝・山口権治
第10号(2013年)
原著
- サポートグループ・アプローチの事例研究
〜いじめ発生後の回復過程におけるPAC分析を用いた中学生の態度構造〜
菱田準子・八幡睦実 - 大学生を対象としたピア・サポートトレーニングプログラムの効果に関する実践的研究
松下健
実践報告
- がんサバイバーによるピア・サポート
〜ファシリテーションに基づくエンカウンターグループプログラム“wellbeing program”の開発と10年間の実践〜
寺田佐代子
講演要旨
- 生徒指導・教育相談・特別支援をデザインする―ピア・サポートを軸とした学校改革―
栗原慎二
第9号(2012年)
原著
- 「斜め(ナナメ)の関係」が高校生の未来に対する時間的展望に与える影響
―ピア・サポートプログラム開発のための基礎的研究―
枝廣和憲
実践研究
- ピア・サポートプログラムに3年間継続して取り組む効果検証
藤亀美紀 - ピア・サポートプログラムが中学生の対人関係能力に及ぼす影響の検討
山崎茜・井上重美
実践報告
- ピア・サポート活動実践報告
〜ピア・サポート・プログラムが高校生の良好な人間関係構築に与える効果〜
山口権治
講演要旨
- 日本ピア・サポート学会の成功への未来への提言
トレバーコール
第8号(2011年)
原著
- 6領域学校適応感尺度「ASSESS」の開発
山田洋平・米沢崇 - 「斜め(ナナメ)の関係」が高校生の自我発達に与える影響
―大阪府寝屋川市中学生サミット「携帯ネットいじめ撲滅劇」を中心に―
枝廣和憲
実践研究
- PSPにおけるプランニング、スーパービジョン・フォローアップに視点を当てた効果研究
藤亀美紀
実践報告
- 児童のソーシャルスキルを高める指導の実践報告
―小学校低学年におけるピア・サポートプログラムを通して―
守永直哉
資料
- 大学生のピア・サポート資源の探索
―ソーシャルサポート、対処法略、大学生活不安との関連から―
押江隆・山田嘉徳・秋田知洋・青木剛・田中俊也
講演要旨
- スクールカウンセリングとピア・サポート
上地安昭
第7号(2010年)
原著
- ピア・サポートトレーナー訓練プログラムの開発的研究U
―ワークショップ標準プログラムの検討―
菱田準子 - 児童期における表情および状況手掛りからの環状理解能力の発達
山田洋平
実践研究
- 市内全中学校生徒会執行部で取り組むピア・サポート実践研究
―大阪府寝屋川市中学生サミット「携帯ネットいじめ撲滅劇」を中心に―
竹内和雄 - 社会的情動に焦点を当てたピア・サポート活動
―係活動を活用した試み―
竹内和雄 - 中学校におけるスクール・ワイド形式でのピア・サポート・プログラムの実践
―1・2年生総合的な学習の時間を活用して―
橋哲也
実践報告
- 精神科病院におけるピア・サポートの実践報告
根本忠典・大熊扶美子・太田耕平 - 小学校における対立解消にかかわる指導の実際
吉田益美
資料
- 学校におけるピア・サポートトレーニングの実践上の課題と解決
―ピア・サポート・ワークブック開発コンセプトと活用の実際―
玉木敦
講演要旨
- 香港における包括的生徒ガイダンスサービスへの移行
ブライアン・リー
第6号(2009年)
招待論文
- 日本におけるピア・サポート実践の評価モデルの分類
戸田有一・宮前義和
原著
- ピア・サポートの理論と課題に関するプログラム評価
栗原慎二・芥川美菜子
実践研究
- 学習支援によるピア・サポート・プログラムの効果に関する研究
―中学校における総合学習を通して―
神垣幸一
調査研究
- ピア・サポートトレーナー訓練プログラムの開発的研究
―ワークショップ標準プログラムの検討―
菱田準子
講演要旨
- 社会情動教育とピア・サポート
デビッド・ブラウン
第5号(2008年)
あいさつ
- ピア・サポート活動の新たな展開のために
森川澄男
実践報告
- 中学校におけるピア・サポートの展開
―校長の学校経営の柱の一つとしての位置づけと展開―
山田日吉
実践研究
- 人間関係形成能力を高めるプログラムの導入と展開
―小学校における対立解消スキルトレーニング導入までの試行―
三原正司 - 小学校版ピア・サポーターノートの作成とその活用について
玉木敦 - 小中連携ピア・サポート活動
―中学生の自己有用感を高め、小学生が安心できる小中連携ピア・サポートプログラム―
竹内和雄
講演要旨
- 日英両国におけるピア・サポート研究の概要
―イギリスのピア・サポート活動の現状と課題―
ヘレン・カウイ
第4号(2007年)
研究
- 高校生を対象としたピア・サポート・トレーニングの効果評価方法の検討(2)
佐々木祥子・蒲池和明・岡かおり・兒玉憲一 - 学生の仲間・友人関係に対する態度と積極的傾聴態度及びソーシャルスキルとの関連
―学生のピア・サポート活動に関する基礎的研究―
蒲池和明・岩切祥子・岡かおり・兒玉憲一 - 個人別態度構造(PAC)分析によるピア・サポート活動の効果測定の検討
―大学生による中学生へのピア・サポート活動を対象にして―今野博信・池島徳大
実践研究
- 小学校におけるピア・サポート・プログラム導入の試み
―6学年児童全員による異学年交流活動の実践―
大沼千絵・高橋宏一 - 教員・相談員・外部講師の連携による中学校でのピア・サポート・プログラム実践
―K中学校での立ち上げからシステムの構築まで―
神谷文子 - 高等学校2校におけるピア・サポートに関する研究
―心理尺度を用いた実践活動の効果評価を中心に―
近藤充代・坂井誠
講演要旨
- 学校を支えるピア・サポート、ピア・サポートを支える学校
バーンズ亀山静子
第3号(2006年)
原著
- 中学生の心理・社会的発達尺度の作成
栗原慎二・神山貴弥・谷田寿幸・津山裕美・高橋哲也
研究
- 小学校におけるピア・サポート活動の効果に関する研究
三原正司 - ピア・サポートについての意識調査
―ピア・サポートの実践・研究者を対象に―
霍田丸子
実践研究
- 生徒会によるピア・サポート活動
藤亀美紀 - 高等学校におけるピア・サポートに関する研究
―生徒保健委員会活動としての試み―
近藤充代・坂井誠 - 中学校におけるスクール・ワイド形式でのピア・サポートプログラムの実践
―全学年道徳を利用して―
高橋哲也・栗原慎二 - 高等学校でのピア・サポート活動についての実践研究
岡田倫代
調査研究
- ピア・サポート・トレーナーの研修のあり方に関する研究
栗原慎二・津山裕美
講演要旨
- 世界のピア・サポートの動向と課題
トレバー = コール
第2号(2005年)
原著
- 高等学校におけるピア・サポートシステムの導入が生徒の学校生活への満足度に及ぼす効果
岡田倫代
研究
- 高等学校におけるピア・サポートの取り組み
―2校での実践を通して見えてきたもの―
佐藤裕子
実践研究
- 地域からの発信
―高崎市中央公民館ピア・サポート講座から―
森川澄男・中原國子・懸川武史・吉田益美 - 生活委員会からピア・サポート委員会へ
井上重美 - 高等学校における希望者によるピア・サポート
高須俊克 - 全校生徒対象のピア・サポート講座の実践
―1年目と2年目の比較から―
中林浩子
総会講演
- 授業を活用した心理教育とピア・サポートの課題
亀口憲治
創刊号(2004年)
巻頭言
- 「ピア・サポート研究」の発刊にあたって
中野武房
総会講演
- ピア・サポートへの期待とファシリテーターの役割
村山正治
原著
- 中学生におけるピア・サポートプログラムの評価研究
―教職員に対する意識調査を通して―
新井励・黒沢幸子・森俊夫
研究
- 教師間のピア・サポートを目指した校内研修会
池本しおり - 諸外国のピア・サポートの歴史と動向
―学校現場での仲間支援活動の起源から現在まで―
西山久子 - ピア・サポート活動と自己組織性
懸川武史
実践研究
- 既存の組織を利用したピア・サポート活動の導入
坂田祐子 - ピア・サポート事始め
徳田健一 - 高等学校におけるピア・サポート活動
―だれでもどこでもピア・サポート希望者から全生徒へ―
中原國子
資料
- 日本ピア・サポート研究会設立経過
森川澄男